愛犬・愛猫に薬が必要になったとき、多くの飼い主さんがぶつかるのが「どうしても飲んでくれない」という壁です。とくに初めてのお薬は、飼い主さんも緊張してしまいますよね。ここでは、犬・猫にお薬や目薬を無理なく与えるための工夫と、うっかり与え忘れを防ぐコツをまとめます。
飲み薬(錠剤・粉薬)を与えるコツ
- 投薬用のおやつ・ペーストを使う:中に薬を隠せる「投薬補助おやつ」が市販されています。好きなおやつで包むだけでも受け入れやすくなります。
- フードに混ぜてよいかは獣医師に確認:薬によっては食べ物と一緒でよいものと避けたいものがあります。混ぜてよいか、事前に確認しておくと安心です。
- 直接飲ませるときは口の奥へ:上あごを軽く持って口を開け、舌の付け根あたりに置くと吐き出しにくくなります。そのあと少量の水やフードを与えて、のどに残らないようにします。
- 錠剤を勝手に割ったり砕いたりしない:苦味が出たり、効き方が変わる薬もあります。分割やカプセルを開けてよいかは獣医師に確認しましょう。
以下のような投薬専門に作られたおやつもあります。実際にフィラリアの薬を与える時に使ってみたことがありますが、食いつきはかなり良く薬も一緒に食べてくれます。
目薬(点眼)を嫌がるときのコツ
目薬は「容器が目の前に来る」のを怖がる子が多いです。後ろ側や横から手を添え、顔を安定させて、なるべく容器が視界に入らない角度から近づけると成功しやすくなります。点眼後は数秒そっと支えて、なじむのを待ちましょう。複数の目薬を使うときは、獣医師の指示した順番・間隔を守ってください。
「与え忘れ」を防ぐ工夫
- 毎日の決まった時間(ごはんの前後など)に紐づける。
- 「誰が・いつ与えたか」を家族で共有する。口頭だけだと「あげたと思っていた」の二重投与や飲ませ忘れが起きがちです。記録に残すと防げます。
- 飲ませられなかった回があったら、勝手に次で2回分にせず、獣医師に対応を確認する。
PAWLOGアプリでも薬の与え忘れなどを管理できる
PAWLOG(パウログ)のアプリでは投薬の記録を家族で共有することができます。
誰がいつお薬をあげたのかわかるので安心です。



うまくいかないときは無理をしない
どうしても飲ませられない、吐き出してしまう、嫌がって関係が悪くなりそう——そんなときは我慢比べをせず、かかりつけの動物病院に相談してください。同じ成分でも錠剤から液体・味付きへ剤形を変えられることもあります。人間用の薬は絶対に自己判断で与えないでください。
ご注意
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、獣医師による診断・治療に代わるものではありません。お薬の量・回数・使い方は必ず処方の指示に従い、気になることはかかりつけの動物病院にご相談ください。

