体重は、愛犬・愛猫の健康を映す大切なバロメーターです。太りすぎも痩せすぎも体の負担になり、体重の急な変化は病気のサインであることもあります。ここでは、数字だけに頼らない「理想体重」の見方と、記録・グラフで変化に気づくコツを紹介します。
理想体重は「見た目」と「触った感じ」で

適正体重は犬種・猫種や体格で大きく違うため、「何kgが正解」とは一概に言えません。目安になるのが、獣医療で使われるボディコンディションスコア(BCS)という考え方です。次のような点をチェックします。
- 肋骨(あばら):強く押さなくても、そっと触れて肋骨が感じられるくらいが目安。まったく触れない場合は太りぎみのことも。
- 上から見たとき:腰のあたりにゆるやかな「くびれ」があるか。
- 横から見たとき:お腹が地面と平行〜やや吊り上がっているか。
自分の子の適正体重が分からないときは、健康診断のときに獣医師に「今が理想的か」を聞いておくと基準ができます。
定期的に測って記録する
小型犬や猫は、抱っこして体重計に乗り、自分の体重を引くと家庭でも測れます。大切なのは同じ条件で、定期的に測って記録すること。月に一度など間隔を決めておくと変化を追いやすくなります。
グラフにすると「増減のサイン」が見える
数字を並べるだけより、グラフにすると変化に気づきやすいです。じわじわ増えている、あるいは急に減っている——こうした変化は、食事量の見直しが必要なサインだったり、体調不良が隠れていることもあります。とくに食事や生活を変えていないのに体重が急に増減したときは、早めに動物病院に相談しましょう。
太り・痩せが気になるとき
体重を整える基本は、適切な食事量とおやつのコントロール、適度な運動です。ただし、急激なダイエットや極端な食事制限はかえって体に負担をかけます。減量・増量が必要そうなときは、ペースや方法を獣医師と相談しながら進めるのが安全です。
ご注意
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、獣医師による診断・治療に代わるものではありません。体重の急な増減や気になる症状があるときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。

